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2018-05-22

わらべ唄「手まり唄 3」八幡町



「手まり唄 3(八幡町)」歌詞

今日どなたもお暑うござる
結構なお庭に蓮池ござる
一番舟は お旦那さまよ
二番舟は 吉太郎さまよ
吉太郎さんは お馬が上手
跳ねんように 落ちんように
もどりの用心合うように
合うように 一寸一貫ついた

2018-05-06

わらべ唄「手まり唄 2」八幡町


「手まり唄 2(八幡町)」 歌詞

とんとん叩くは誰さんじゃ
新町横丁の喜兵ヱさん
今頃何しに来たのじゃえ
雪駄が代って来たのじゃえ
お前の雪駄は何雪駄
私の雪駄は京雪駄
京の糸屋の善四郎が
一人娘を嫁らかす
嫁入道具は何道具
長持七や帯八筋
チリメン足袋が十二足
銀のキセルが十三本
此程仕立ててやるものに
今度帰って来た時は
頭剃って衣着て
東へ向いてもナンマイダ
西へ向いてもナンマイダ
東のお寺は美しや
誰が作った美しや
八幡町の乙娘
一寸一貫ついた

2018-04-20

わらべ唄「手まり唄 1」八幡町


八幡町「手まり唄 1」 歌詞

向う通るは生徒じゃないか
六つの年から学校へ入れて
雨の降る日も風ふく日にも
唯の一日遅刻をせずに
精を出したる利発の娘
何時の試験もみなよく出来て
親の名までも世間で褒むる
ほんに孝行娘じゃな
おめでたや お盃
ちょっと いかついた

2018-03-31

わらべ唄「ついてくついてく」白鳥町



「ついてくついてく」歌詞

ついてく ついてく 何処までついてく
江戸までついてく

江戸の城と 名古屋の城と
くらべてみたら

名古屋の城は名高い城で
一段上って二段上り
二段上って三段上り
三段上って南をみれば

ようてよい子が三人通る
一でよいのは糸屋の娘
二でよいのは二の屋の娘
三でよいのは酒屋の娘

酒屋の娘はご器量がようて
一貫五百の雪駄をはいて
白チリメンの襷をかけて
海のグロ(一隅)へ汐汲みに汐汲みに

2018-01-31

わらべ唄「手まり唄 2」八幡町口明方



「手まり唄 2」歌詞

一つとせ 人の通らぬ山奥を
   お半と長衛が通わんす
二つとせ 深い笠着て笛吹いて
   青竹つかせて伊勢参り
三つとせ 三日月様は雲のかげ
   お半と長衛は袖のかげ 
四つとせ 用のない街道二度三度
   お半に逢うとてまた一度
五つとせ いっつも裏からおいでるが
   今日に限って表かい
六つとせ 無間地獄で鐘がなる
   お半に来いとの鐘かいな
七つとせ 長い刀をふり上げて
   お半を斬るとは胴欲な
八つとせ やぶの中でウグイスが
   ホケキョと鳴いたら明とくれ
九つせ ここで死のうか腹切ろか
   極楽浄土へ走ろうか
十とせ とんととの間に子が出来て
   腹帯おくれよ長衛さん


2018-01-29

わらべ唄「手まり唄 1」八幡町口明方



「手まり唄 1」歌詞

おんさのさ お城のさ
天下くぐれば お侍衆を
お竹を打つとて おねぶり転んで
お茶碗けっからかいて
京に一艇か
いっさまどん(一艇です)
さえだかどん(左様ですか
しのぶかどん(凌ぎますか)
どんど(神社)の神さま
どの神様よ(ところの神様)

2018-01-25

わらべ唄「げんげんばらばら」



わらべ唄「げんげんばらばら」歌詞

げんげんばらばら お比久尼が
親もないが 子もないが
たった一人の 男の子
鷹にとられて今日で七日
七日と思えば四十九日
四十九日の墓参り
おばさんとこへ ちょいとよりて
袴と羽織貸しとくれ
あるものないとて貸せなんだ
おっぱら立ちや 腹立ちや
腹立ちまぎれに 水汲みに
下からトンビが ギュウギュウと
上からカラスが カアカアと
助けておくれよ お殿様
助けてやるこた 安けれど
人の嫁御になってから
そんなことでは だしかんで
奥へ入りて 髪切りて
唐紙障子を 蹴破りて
あとはどうなる 山となる川となる

2018-01-21

わらべ唄「お手玉唄」

わらべ唄「お手玉唄」歌詞

一おいて回れば わしゃ一立てぬ
てんぼ(片手)ならこそ 一立てなさりょ

二おいて回れば わしゃ庭掃かぬ
女子ならこそ 庭掃きなさりょ

三おいて回れば わしゃ三味ひかぬ
芸者ならこそ 三味ひきなさりょ

四おいて回れば わしゃシワよらぬ
年が寄りさえ シワよりなさりょ

五おいて回れば わしゃ碁は打たぬ
親父ならこそ 碁を打ちなさりょ

六おいて回れば わしゃ炉は塗らぬ
左官ならこそ 炉は塗りなさりょ

七おいて回れば わしゃ質おかぬ
貧乏ならこそ 質おきなさりょ

八おいて回れば わしゃ鉢わらぬ
桶屋ならこそ 鉢わりなさりょ

九おいて回れば わしゃ桑くわぬ
蚕ならこそ 桑くいなさりょ

十おいて回れば わしゃ地は盛らぬ
おむら(もぐら)ならこそ 地はもりなさりょ